設立10周年記念シンポジウムを終えて

ごあいさつ

一般社団法人 日本くすりと糖尿病学会
理事長 朝倉 俊成

 一般社団法人 日本くすりと糖尿病学会は、多方面からのご支援とご協力により設立10周年を迎えることができ、この度、「記念シンポジウム」を盛大に挙行することができました。
 10年前、東日本大震災の年に本学会は本格的に活動を開始しましたが、この度のシンポジウムで学会のあゆみを振り返り、着実に成長してきたことを確認することができました。また、シンポジウムのメインテーマである「糖尿病とスティグマ〜薬剤師に求められること〜」について、関西電力病院総長・日本糖尿病協会理事長の清野 裕先生に基調講演を賜り、神奈川県立保険福祉大学の和田幹子先生、京都大学大学院医学研究科の岡田 浩先生、HECサイエンスクリニックの平山大徹先生をシンポジストとして、本学会が取り組むべきアドボカシー活動についてご意見をいただきました。
 これまでの10年間は、「認定薬剤師制度」の立ち上げや継続的薬学管理に活用できる「てびき」の策定などを行ない、おかげさまで会員数1,300名を超える組織になりました。この3月1日の理事会におきまして、これまで長年に渡り理事長をお務めいただきました厚田幸一郎先生の後任として、次の時代の先導役を仰せつかりました。これからは、会員のみならず、患者さんや多くの医療従事者に、本学会の取り組んできた“成果”を還元できる学会として、成長しなければなりません。今後も、何卒、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、今年の9月11・12日に、奈良市で第9回の学術集会を関西電力病院薬剤部長の濱口良彦先生を中心に開催いたします。どうか、ひとりでも多くの方のご参加をお願い申し上げます。
 最後に、シンポジウム開催にあたり、ご出席いただきました皆様、運営してくださいました関係各位に感謝申し上げます。